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「ねこてっくす」で、1000件以上の依頼を受け、たくさんの飼い主さんと出会ってきました。 その中でふと気づいたことがあります。 具体的にどうやってさがすかという方法もだいじですが、 もしかしたらそれ以上に、飼い主さんの心の持ち方も重要なのではないかな、と。 ペットさんが迷子になってしまったことで、飼い主さんはとてもショックを受け、傷ついておられます。 捜索は、途方に暮れたり、時にはとても孤独な気持ちにもなります。 気力がなくなってしまうこともあります。 まずはそこを乗り越えないと、乗り越えてなんとか行動に移して頑張ってもらわないと、うまく前へ進めないのではないかと思いました。 このページを開いてくれた飼い主さんは、きっと前向きにさがしておられる方だと思います。 すこしでも力になれれば幸いです。
迷子になってしまったのには、いろいろな理由があると思います。 もしかしたら「わたしのせいで・・」とか「だれかがこうしたから・・」ということも、あるかもしれません。 でも、いま自分や人を責めても、何の解決にもなりません。 「許せない」という感情にとらわれてしまうと、これからあなた自身がもっとつらくなってしまいます。 もしそんな気持ちがあったら、いったん後回しにしましょう。 それよりもまず先に、今やれること、やるべきことをやりましょう!
つらくてさびしくてどうしようもなくて、食事ものどを通らない、食べる気がしない。 あの子は食べていないかもしれないのに、自分だけ食べられない・・・。 そう思う方もおられるかもしれません。 それでも食べてください。 食べないと力が出ません。 これから日々捜索する体力、いざ情報が入った時にすぐに駆けつける体力はありますか? 動物には、とても強い「生きる」という本能があります。 人間が思うほど弱くありません。 だからあなたも、しっかりごはんを食べてしっかり力をつけて、いざという時に備えてくださいね。
おなかのあたりのモヤモヤがとれなかったり、 目の前がどんよりと重たく感じたり、不安ばかりが頭の中をかけめぐるとき、 そんなときは、泣きましょう。 思いっきり泣いてしまいましょう。 つらくなったら何度でも。 まぶたが重くなるころには、心はすっきりしているはずです。 そうしたら、もうすこしがんばる気力がわいてきますから。 不安な気持ちがあったら、吐き出しちゃいましょう。 同じ経験をしている飼い主さんをSNSでさがしたり、 気持ちを分かってくれる人に話を聞いてもらいましょう。 ありとあらゆる感情を紙に書きだして、それをびりびりに破って捨てるという方法もあります。 不安な気持ちになるのは、あたりまえです。 思いっきり感情を出してしまえば、不思議と力が湧いてくるものです。 そして、誰しもこの突然の出来事のつらさのあまり、つい悪い方向へ考えてしまいがちです。 でも、あなたがしてしまう心配事・・もしも・・などの想像へは、目を向けないでください。 今、そういう気持ちは必要ないです。 嫌なことを考え、嫌なことを心配するほど、嫌なことを引き寄せてしまうかもしれません。 自分が悪い方向へ考え始めたな・・と気づいたら、「ここまで!もうおしまい!」と、ストップをかけてください。 なんの根拠もなくても「でもだいじょうぶ!」と声に出して言ってください。 悪い考えに囚われはじめている自分に早く気がついて、気持ちを切り替える努力をしましょう。 そしてひたすら、ペットさんと会えた場面・今までのように生活している場面を思い浮かべてください。 「○○ちゃん、おかえり!」と、頭の中に鮮明に、ぎゅーっと抱きしめている幸せな姿をイメージしたり、 今までと変わらず、まるでそこにペットさんが居るかのように生活してみましょう。 (海外では、その思考方法で迷子ペットが戻ってくるそうです。) だいじょうぶ、だいじょうぶ!きっと帰ってきます!
誰かにお願いをすることに、ためらいを感じていませんか? 人に声をかけたり助けを求めることに、なんとなく気おくれしてしまう、という方もいるかもしれません。 でも、ほんの少しだけ勇気を出して声をかけると、意外にも多くの人があなたを助けてくれることにびっくりするはずです。 思い切って「ご協力をお願いします」と頼むと、快く情報をくれる人たちは案外たくさんいます。 同じようにペットを飼っている人だったら、なおさら「助けたい」と思うはずです。 人を助けることで救われる人もいます。 ご厚意を、今はありがたく受け取りましょう。 「恩送り」と言って、お礼は別の誰かに、別の形の親切でお返ししたっていいんです。 まずは最初の勇気を、出してみてください。
捜索や聞き込み中には、人から何かを言われることもあるかと思います。 中には心ない方もいるかもしれません。 けれど、それはその人の意見であって、真実とは関係がないのです。 その意見を素直に受け止め、信じる必要はありません。 言われたことが頭の中でぐるぐるしてしまって、ずっと嫌な気持ちでいるのは本当に苦しいことです。 あなたのペットさんのことをなんにも知らない、見ず知らずの人のことなんて忘れましょう。 気力を失わないためにも、理解のない周りの言動はいっさい気に留めないようにしましょう。 負けないでください!へこまないでください!あなたが傷つく必要はありません。 「きっと元気にしていて、必ず帰ってくるよ」と、親身になって言ってくれる人の言葉を信じてくださいね。 やれることは全部やりましたか? 悲しいけれど、泣いてばかりいても状況はよくなりません。 「やってもだめかもしれない」と思っていませんか? やらないと、みつかる可能性は低くなる一方です。 大切なのは、自分が今できることを一つ一つこなしていくこと。 たとえ、仕事の都合で少しの時間しか探すことができないとしても、 あなたの熱意や思い、具体的な行動は、離れたペットさんにも伝わって、ペットさんも何らかの行動を起こすかもしれません。 心の通った家族なのですから、思いはきっと伝わるはずです。 また、気持ちと行動は連動していますので、止まっているとつい暗い方向へばかり気持ちがいってしまいます。 たとえ少しの筋力でも使うことは心を休ませることにもなります。動きましょう。 「なんとかなる」「いつか帰ってくる」「帰巣本能があるし」という気持ちで、ただ待ってはいませんか? 「帰ってきますように」「見つかりますように」とお祈りだけしていませんか? たとえ探すという行動ができなくても、「見つける」と強く決意することが大事です。 お願いではなく、「必ずみつかる」と心の底から決めてしまうことです。 見つかったペットの飼い主さんは、「見つかった理由」に、必ず「あきらめなかったこと・帰りを信じていたこと」と答えています。 ずっと強い気持ちを持ち続けるのは、並み大抵のことではありませんが、 今もどこかで頑張っているペットさんのためにも、 絶対に絶対に絶対にあきらめない、強い気持ちを持ちましょう!! 自分は必ずペットさんに会えるのだ、という思い込みのパワーこそが、 ペットさんとの再会の糸をたぐり寄せるのだと思います。 「もうやれることは充分やりつくした」「自分なりにありとあらゆる手をつくした」と考えてしまうと、 燃え尽き症候群といって、急激に意欲が低下したり、 極端な場合には、生きていく意味すら見失ってしまうこともあります。 もし、そうなってしまいそうになったら、「人事を尽くして天命を待つ」ということをしてみましょう。 一旦全部やめてみます。(放り投げるという意味ではないですよ) 不思議なことに、そんな状態になった飼い主さんが、その後しばらくして奇跡的にペットさんと会えたということを 何回か目の当たりにしました。 だからまだ、そうなっても大丈夫です! あきらめなければ、きっときっと好転します。 「奇跡はあきらめない奴の頭上にしかおりてこない」(byイワンコフ) 見つかったペットの飼い主さんの中には「これはとてもいい経験だった」と言う方もいらっしゃいます。 それは、迷子のペットさんを探す過程で 「あらためて日常の大切さを知った」とか「周りに対する感謝の気持ちを忘れてはいけない」ということを、学ぶことができたからだ、 とおっしゃいます。 人生のどんな出来事にも「意味はある」といいます。 そう考えると、迷子という事件は、もしかしたらあなたに何かを教えてくれる、意味のある出来事なのかもしれません。 「どうして自分はこんなにつらい目にあわなければいけないんだろう」と落ち込むこともあると思います。 表面上では明るくしていても、このことが頭から離れることはないかもしれません。 でも、これを「つらいこと」と思うのではなく、なにか意味のある出来事としてとらえてみると、 「自分にとって最悪の出来事が、実は人生を好転させるきっかけになっていた」という話がたくさんあるように、 飼い主さんがこの事件の意味に気がついた時に、ペットさんはひょっこり現れるのかもしれません。 【最後に】
まれに飼い主さんから、「もうさがすの、やめようと思います」と決意表明をいただくことがあります。 先に書いてあることと矛盾していると感じられるかもしれませんが、 私は、何ヶ月も何年も、泣きながら希望を持ちながら、何度も自分を奮い立たせて必死に頑張り続けてきた飼い主さんが、 最後に「あきらめる」という選択をすることは、決して悪いことじゃないと思っています。 それもひとつの、勇気ある前向きで立派なご決断だと思います。 あきらめられずに無理を重ねて身体をこわしてしまったり、精神的に参ってしまうこともあります。 手放すことで、心が軽くなって、楽になることも多いです。 それは決してペットさんを見捨てるとか、そういうネガティブなことではなく、 ご自身が前に進むため、今いる子のために必要な、大切な区切りになる決断なのだと思います。 決断された飼い主さんは、どうかご自分を許して、これ以上責めないであげてくださいね。
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